「マロ」の愛称で親しまれている、
ヴァイオリニストの
篠崎史紀(しのざき ふみのり)さん。
息子さんは
ドラマ「リバーサルオーケストラ」出演で話題の
打楽器奏者
篠崎史門(しのざき しもん)さんです。
篠崎史紀さんは2023年1月に
NHK交響楽団第1コンサートマスターを退任し、
4月からは新たに
特別コンサートマスターに就任されたことで話題です。
クラシックTV「3人のコンサートマスター」に
ゲスト出演されました。
2023年12月にアンコール放送されています!
/
あすの🎹#クラシックTV🎹はアンコール✨
🎻「3人のコンサートマスター」🎻
\🎼篠崎史紀( #NHK交響楽団)
🎼石田泰尚 (#神奈川フィルハーモニー管弦楽団)
🎼長原幸太( #読売日本交響楽団)コンサートマスターの奥深さをひも解く🔍
📺12/7(木) 21:00~Eテレhttps://t.co/sMsRCyJxM6
— NHK Classic (@nhk_classical) December 6, 2023
篠崎史紀さんと共に
「3人のコンサートマスター」に出演されている石田泰尚さんについては
こちらの記事をご覧くださいね。
そんな篠崎史紀さん、
篠崎史門さんについて、
気になることをまとめてみました。
篠崎史紀の息子は「リバーサルオーケストラ」のティンパニ木之崎役
篠崎史紀さんの息子さんは
打楽器奏者の
篠崎史門(しのざき しもん)さんです。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団で
首席奏者を務めていらっしゃいます。
本日2/1より打楽器首席奏者[ティンパニ]として篠崎史門(しのざき しもん)が入団いたしました! pic.twitter.com/udOkh7gOn9
— 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 (@kanagawaphil) January 31, 2019
神奈川フィルハーモニー管弦楽団のみなさんは
2023年1月スタートのドラマ
「リバーサル・オーケストラ」に、
オーケストラ及び演奏家の役として出演されていました。
篠崎史門さんは
ティンパニ奏者の木之崎役で出演され、
話題となりました。
オフショ公開‼️新旧ティンパニ2ショット📸木之崎さんと藤谷(#渋川清彦)さん✌️
居なくなった木之崎役は #神奈川フィルハーモニー管弦楽団 の篠崎史門さんでした😆
ティンパニの指導から持ち物などのアドバイスまでしてくださいました☺️
スタッフもびっくりの演技力👏✨#リバーサルオーケストラ pic.twitter.com/31XgXnORJM— リバーサルオーケストラ【公式】第9話3月8日夜10時放送 水曜ドラマ (@reveorche_ntv) January 27, 2023
同居生活を始めた
蒼(#坂東龍汰)と初音(#門脇麦)
オケの大黒柱ティンパニスト
木之崎(#篠崎史門)突然退団😨朝陽(#田中圭)に
スカウトを命じられた
“藤谷耀司”とは👀本宮市議(#津田健次郎)の妨害も😱
うまくいくのか⁉
『#リバーサルオーケストラ』🎼
第3話🗓今夜10時https://t.co/tlM4rFpsrf— 日テレ (@nittele_ntv) January 24, 2023
本番4日前に
突如姿を消すティンパニ奏者の役
だったよね…
こういうのってよくあることなの?
管理人のうたくまは
アマチュアオーケストラの経験しかありませんので
プロの世界は分かりませんが…
アマオケのパーカッションは
吹奏楽と違い人数が少なく、
急に代理の人を見つけることは不可能に近いです…
背筋が凍る思いで視聴しました。笑
ちなみにドラマの中で
木之崎さんは東都フィルに移籍されたので、
篠崎史門さんの出演は?と
思っていたのですが…
みなさまお気づきでしたでしょうか❓
東都フィルに移籍したティンパニの木之崎さんが、まさかの高階側に👀‼️
ヨーゼフ発見しました👈😳TVer・Huluで配信中✨https://t.co/dDq3p7Lxng
オリジナルストーリーもぜひ✨#リバーサルオーケストラ #ロイックガルニエ pic.twitter.com/vfXWMxagrn— リバーサルオーケストラ【公式】最終回3月15日夜10時放送 水曜ドラマ (@reveorche_ntv) March 17, 2023
なんと最終回にご出演されていました!
高階オケが演奏する
ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」で
登場されますので、
ぜひチェックしてみてくださいね。
ドラマが終わってからも
神奈川フィルハーモニー管弦楽団のTwitterの中に
たびたび木之崎さんが登場されています。
オケ内で愛されキャラとして
ご活躍されているんだろうなぁと
微笑ましかったので、
一部ご紹介しますね。
挨拶もなく退団したティンパニストが挨拶しにきてくれました。 pic.twitter.com/nFWOeqYEmt
— 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 (@kanagawaphil) March 31, 2023
挨拶もなく退団…って
プロからも突っ込まれているよ、木之崎さん!
新しいオーケストラに移籍して奮闘する木之崎さん。いきなりカーゲルのティンパニ協奏曲のソリストとして出演し、最後ティンパニ突き破るアナザーストーリー的な第1話。なんだ、夢か
— 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 (@kanagawaphil) March 31, 2023
エイプリルフールにも木之崎さんが!
カーゲルのティンパニ協奏曲は
2023年12月9日に
神奈川フィル✖️篠崎史門さんのソロで
演奏されました!
マウリシオ・カーゲル(1931-2008)のティンパニ協奏曲は、
最後にティンパニに頭を突っ込むように
楽譜に指示が書かれている曲です。
…おそらく文章の説明だけでは
イメージしにくいと思いますので、抜粋版の動画をどうぞ。
国内で実演されるのは
大変珍しい演目です!
篠崎史紀の家族構成、両親・弟・息子・妻について
篠崎史紀の両親はヴァイオリン・チェロ講師
篠崎史紀さんのお父さんは篠崎永育さん、
お母さんは美樹さんです。
おふたりとも
篠崎ミュージックアカデミー北九州校の公式サイトに、
ヴァイオリン・チェロ講師として掲載されています。
篠崎史紀さんのご両親はお2人とも、
こどもの音楽教育について専門的に学ばれた方なのですね。
篠崎史紀の弟はチェロ奏者
弟さんは
チェリストの篠崎由紀(しのざき ゆうき)さんです。
篠崎ミュージックアカデミー東京校の代表と
チェロ講師を務められています。
詳しくは後述します。
篠崎史紀の息子は打楽器奏者
篠崎史紀さんの息子さんは、
打楽器奏者の篠崎史門(しのざき しもん)さんです。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団で
首席奏者を務めていらっしゃいます。
篠崎史紀の妻について
篠崎史紀さんは
ご両親に弟さん、息子さんと3世代に渡り
音楽で活躍されていますので、
奥さまも音楽関係の人ではないか?と
推測する人も多いようです。
調べてみたところ、
奥さまについての情報はSNSを含めほとんど無く、
真相は分かりませんでした。
篠崎史紀の若い頃のエピソード、wikiプロフィール
篠崎史紀さんは1963年1月18日生まれ。
出身地は福岡県北九州市です。
高校生の時に史上最年少で北九州市民文化賞を受賞するなど、
幼少期から長きに渡ってご活躍されています。
鈴木鎮一の薫陶を受け音楽教室を主宰していた幼児教育の先駆者である父篠崎永育と母美樹のもとに生まれ、3歳よりヴァイオリンの手ほどきを受ける。
1978年常磐高等学校1年の時、第32回全日本学生音楽コンクール全国大会高校生の部で第1位、1979年史上最年少で北九州市民文化賞を受賞した。
篠崎史紀さんのご両親は幼児教育の先駆者で、
現在も篠崎ミュージックアカデミー北九州校で
ヴァイオリンとチェロの講師を務められています。
お父さんの篠崎永育さんは、
18歳の時にスズキ・メソードの創始者である
鈴木鎮一さんの著書を読み衝撃を受け、
当時鈴木鎮一さんがお住まいであった
長野県松本市まで直接尋ねに行ったのだそうです。
実際にお会いして二言三言話した途端、鈴木先生の魅力に取り憑かれた父は、「悪いですけど、今日からここに置いてもらいます」といって、そのまま弟子入りしてしまったんです。それから9年間松本に滞在して、”鈴木鎮一スピリット”を一滴も余さず吸収したそうです。
スズキ・メソードは
音楽を通じて心豊かな人間を育てることを目的とした教育法なのですが、
プロの音楽家を数多く輩出していることでも
有名です。
篠崎史紀さんは、
そんな鈴木鎮一スピリットを吸収されたお父さんの元で
ヴァイオリンを始められ、
才能を開花させていったのですね。
お父さんとのエピソードの中には、こんなものも。
わたしが中学に入ってからは、よく父の行きつけのスナックに連れて行かれるようになりました。
もちろんわたしはご飯を食べるだけでしたけどね。
そのとき父から「これからはここでツケでメシを食べていい」といわれました。それから、親が住んでいるマンションの隣の部屋を借りてくれて、「今日からお前はここで一人で自炊して生活しろ」といわれたんです。
もしもわたしが東京の音楽学校に入ることになれば、当然一人暮らしをしなければならないわけだから、そのときのための予行演習だと考えていたのだと思います。ついでにオヤジ自慢をさせてもらいますと、わたしが高校生のころでしたが、「お前、海外に行ってみたいだろう。これを持って遊びに行ってこい」と100万円をポンと渡してくれたことがありました。
急にそんなことを言われてもなにをしていいかわからず、いろいろ調べてみた結果、短期留学をするをことになったんですが、親がはじめから留学先を決めて手取り足取りやったのでは本人のためにならないと思ったんでしょうね。
クラシックに親しむ
優雅なご家庭で幼少期を過ごされ、
英才教育の王道を邁進されてきたのかな?と思いきや…
史紀さんに対するお父さんの教育は
とてもユニークなものだったんですね。
そんな史紀さんは後に
「N響コンマス始まって以来の変人」
と呼ばれるヴァイオリニストになられるのですが、
中高生の頃から自活し、
自分自身で考え、
決断してきた経験が活かされているのでしょうね。
篠崎史紀はなぜマロと呼ばれているの?
篠崎史紀さんはその容貌から
「MARO」の愛称で親しまれています。
マロと聞いて思い浮かべるのは、
平安貴族という方も多いのではないでしょうか。
❄来週の #おじゃる丸❄
13(月)チキュウノオウ
14(火)ミノルとケンのラッキーびより
15(水)空想科学おじゃる丸〜諸星VS地球防衛隊?
16(木)テンマ おじゃる丸に弟子入りする「地球征服したるで~」
諸星(CV:山田一郎)が月光町に。
山田一郎さん?…そう、あの方です💪💪💪https://t.co/VXp8SkMzEB pic.twitter.com/c5JmmPw09P— NHKアニメ (@nhk_animeworld) February 10, 2023
篠崎史紀さんは確かに
日本的な容貌をされていますが
容貌も雰囲気も
「平安貴族」とは少し違ったものを
お持ちのような気もします…
気になって調べてみたところ、
エッセイストである島地勝彦さんが書かれた記事の中に、
このような文章を見つけました。
どうして「マロ」なのか。それはむしろ日本的な彼の容貌に由来する。
小学生の頃、歌麿の歌舞伎絵と写楽の美人画を見ていた友だちのひとりが、篠崎少年の顔が写楽の絵にそっくりなことに気がついた。
ところが彼は写楽と歌麿を混同して「歌麿」の方があだ名になってしまった。
そこから派生して「マロ」と呼ばれるようになったという。
マロという呼び名は
「歌麿」から来ていたのですね!
歌麿も写楽も、浮世絵で有名な方です。
写楽の美人画の
涼やかなお顔立ちは、
どことなく篠崎史紀さんのお顔を
思い出させてくれますよね。
【11月19日(火)いよいよ開幕】特別展「#大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」が開幕。
歌麿の美人画、写楽の役者絵、北斎・広重の風景画と花鳥画、国芳の武者絵と戯画。5人の人気浮世絵師のエッセンスを凝縮した作品が一堂に会する本展覧会に、ぜひご来場ください。#江戸東京博物館 pic.twitter.com/awjJzGei5e— 江戸東京博物館 (@edohakugibochan) November 18, 2019
さらにこんなエピソードも。
篠崎少年は高校卒業後、ヴァイオリン修業のためウィーンに留学したのだが、幸いなるかな、ウィーンでこのあだ名が役に立った。
西洋人にとっては「SHINOZAKI」も「FUMINORI」も覚えにくいが、「MARO」は「マリオ」や「マリア」に似ているので発音が簡単だったのである。
4音節の名前は、
西洋の方にとって発音しにくいのだそうです…
例えば、ソフトバンクグループで有名な
孫正義(そん まさよし)さんは「マサ」
楽天モバイルで有名な
三木谷浩史(みきたに ひろし)さんは「ミッキー」など、
外国の方からも呼びやすい愛称を使用されているそうです。
マロという日本的な響きの呼び名が、
ウィーンの地で親しみを持ちやすい音として
篠崎史紀さんを助けてくれたんですね。
現在では
「マロオケ」や「マロカンパニー」などをはじめ、
様々な取り組みが展開されています。
なんと篠崎史紀さんの名刺の裏にも
「MARO」と入っているのだとか。
今後もどんな「マロ」が登場するのか
楽しみですね。
Meister Art Romantiker Orchesterの頭文字をとって通称マロオケ。
指揮者を置かない巨大室内楽の感覚で、”MARO”の愛称で親しまれている篠崎とその仲間(マロカンパニー)を中心に創るオーケストラ。
開催時期は不定期でマロの呼びかけに、国内主要オーケストラのコンサートマスターや首席奏者俊英が勢ぞろいする、同窓会のように突然集まって演奏会が開かれるオーケストラ。
合言葉はドイツ語の musizieren(ムジツイーレン)spielen(シュピーレン)。
篠崎史紀の弟はチェロ奏者・篠崎由紀
篠崎史紀さんの弟は、
チェリストの篠崎由紀(しのざき ゆうき)さんです。
篠崎ミュージックアカデミー東京校の代表と
チェロ講師を務められています。
兄である史紀さんと同じく、
音楽教育の専門家である両親の指導のもと
楽器を始められています。
由紀さんは
5才からチェロを始められています。
兄である篠崎史紀さんは、
初めてヴァイオリンを構えたのは1歳と11ヵ月のときで、
ヴァイオリンを始めたのは3歳からだったそうです。
3歳から5歳の
こどもの2年間は大きいですので、
弟の由紀さんは5歳まで
どのように過ごされていたのか気になりますよね…
チェロも、
ヴァイオリンと同じように
2〜3歳くらいのこどもが弾けるサイズがありますので、
ご両親をはじめとした周りの大人が
早期教育を施そうと思えば可能だったのではないでしょうか。
気になって調べてみたのですが、
篠崎史紀さんはインタビュー記事の中で、
ご両親についてこのように語られています。
いま振り返ってみると、わたしは両親から「弾け、弾け」といわれたことは一度もありませんでした。生まれたときからいつも目の前にヴァイオリンが転がっていましたから、それを舐めたり囓ったりしていたんでしょう。
ヴァイオリンを構える愉しさを知ったわたしは、スリッパでもタオルでもスイカでも雑巾でも、なにからなにまで手当たり次第にアゴにはさんで喜んでいたらしいです。
そんなわたしを両親はただただ笑ってみていたそうです。
もしかしたらご両親は
由紀さんの中に自らやりたい!という気持ちが芽生えるまで、
じっと待たれていたのかもしれませんね。
由紀さんのチェロは
後にドイツ・バーディッシュ紙で
「美しく響くその音色と深い音楽に会場は包まれ、
聴衆は圧倒的に魅了された・・・」
と絶賛されるほどに成長され、
現在もチェロ奏者として多岐に渡る活躍をされています。
これからも篠崎史紀さんはもちろん、
ご家族の活躍も楽しみですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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